術前矯正①(2022/12/2~2023/5/28)

顎変形症

14歳時に自由診療で歯科矯正治療を始めました。下顎前突と交差咬合を指摘されて治療開始となりました。思春期に矯正器具を付けることには抵抗感があった記憶があります。

16歳時に約1年強の治療が終了しました。交差咬合は許容となり、下顎前突は改善されました。非常に満足した覚えがあります。

そこから時を経て26歳になり、下顎の成長は26歳までと言われることもありますが、上下の前歯がぴったり合う程度に前突して、交差咬合も残存していました。外見上はそれほど下顎前突を指摘されるほどではありませんが、食事の際に前歯が当たる違和感や、交差咬合によるものか右の顎関節に負担を感じました。一念発起して新しい矯正歯科医院にカウンセリングに行きました。

主治医に顎変形症の診断で外科矯正の適応があると伝えられました。治療方針は以下の3つ提示されました。

一般的な外科矯正治療:術前矯正0.51.5年+手術+術後矯正0.5~1.5年 (保険診療)

 術前矯正を終えた時は審美的には悪化しています。術後の理想的な咬合に合わせて矯正するため、例えば下顎前突の場合はより受け口が顕著になります。

アーリーサージェリー:術前矯正6ヵ月+手術+術後矯正0.51.5年 (保険診療)

 保険診療の適応の1つに術前矯正を6ヵ月行うことが定められています。ある程度咬合できる状態に矯正したら手術を行うという方法です。後で述べるサージェリーファーストを保険適応に近づける手段だと思います。但しこれは治療開始前の歯列の状態により適応されるか判断になると考えます。

サージェリーファースト:手術+術後矯正1年 (自由診療)

 術前矯正をせずに手術を先行して行います。術後は歯が動きやすい状態のため、術後矯正は1年程度で済むため治療期間の短縮が期待できます。また術前矯正による醜形の増悪の心配がなく、裏側矯正やマウスピース矯正も選択できるため審美上のメリットも大きいと考えます。デメリットは保険診療と比較して費用が4~5倍(200~300万円)かかります。

私は過去に矯正治療を受けた経験もあってか、歯列不整はそれほどでもなく、アーリーサージェリーを選択しました。(矯正開始前の顔写真は後日追記します。)

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